あかつきボランティアネットワークblog


中越大震災の復興ボランティアの為に。それぞれがそれぞれの場所で、できる限りのことを、できる範囲で。そしてなにより求められていることを。
by 111
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2005年・・・

今年の元旦には新潟で知り合った方々に年賀状を出した。仮設住宅に住んでいる方、一部損壊の自宅に住んでいる方。
「あけましておめでとう」とは、書けなかった。
以前お話しているときに、あるお母さんが「仮設住宅で人様の世話になってるのに"おめでとう"なんていっちゃいけない」と言っていたからだ。新潟県中越大震災で亡くなった方への哀悼の意もあり、考えた挙句、「初春」「新年のご挨拶を申し上げます」という言葉にした。
新潟の方からいただいた年賀状にも「おめでとう」の言葉は無かった。
それでも、「暖かい気持ちをほんとうにありがとう」という言葉をいただいて、じんわりと嬉しくなった。
昨年末、あるお宅に片付けに伺ったとき、「晴雨表入り年間予定表」というものがあった。
その家のお父さんは毎日毎日、その日の天気と、その日の出来事を一言、その予定表に書き込んでいた。何時から何時まで通り雨があった、この時間に曇った、とかは円になった晴雨表を見れば分かるし、初雪が降った日、初めて蛍が出た日、イチゴの収穫の日、稲刈りの日、作付けの日、花火大会の日、お友達と一杯飲んだ日、などなど、一言書かれている。それが、何十年と欠かさずつけられているのだ。過去10年分だけ家の壁に貼ってあった。それ以前のものは貼れないのでしまってあるという。どれくらいの年月、欠かさずつけてきたのだろう・・・。
その予定表が、10月22日で途切れていた。
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今年、あのお父さんは予定表を仮設住宅に貼るのだろうか。いつか、あの続きをまた書き始めるのだろうか。
春が来てまた新しい緑が芽吹くように、朝が来てまた太陽が昇るように、また新しい時間が動き出すことを願っている。そのために何ができるだろうか。2005年、「あかつき」の頃、一つでも多くの笑顔を見られるように。

(AVN横浜 えり)
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by 111 | 2005-01-12 23:38 | レポート
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