あかつきボランティアネットワークblog


中越大震災の復興ボランティアの為に。それぞれがそれぞれの場所で、できる限りのことを、できる範囲で。そしてなにより求められていることを。
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小正月5

「小千谷の鯉」

17日の朝、朝日地区に入ると前日綺麗に雪かきしたところがすでに白く積もって、その雪の上には2匹の野うさぎの足跡が山の上の方へと続いていた。
雪ほりの前に、地震でも幸い無事だったという鯉の世話を見せていただいた。近くの家では、地震のときに一匹の親鯉さえも残らず全て死んでしまった養鯉場もあったという・・・。
日中、どんなに雪深い中でも毎日一回は自宅に帰るのは、この鯉の世話のためだ。
右側に見える建物の中に鯉がいる。地震で電気が使えなくなったときも、真っ先に発電機を用意して鯉を守った。
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建物の中には2歳以上の鯉と親鯉のいる生簀と、去年の夏に生まれた一歳児たちが沢山いる生簀がある。
さらに近くの車庫には1歳児の中でも模様の綺麗な優等生のいる大きな水槽もあった。
数え切れないほどの鯉がいて、どれも模様が違う。確か以前、"良い鯉の見分け方"をちょっとだけ教えていただいたことがあるが、ここにいる沢山の鯉、どれも綺麗な錦鯉に見えてしまう。これだけ沢山いるのにすでに一度選別が行われた後だというので驚きだ。この後2回選別を行って、はじかれた鯉は誰かにあげるか食べられるかしてしまうようだ。
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小屋の中にはいるとまず水の中に手を入れて温度を見て、愛しそうに水の中でしばし手を遊ばせる。空気の出具合、ろ過装置の具合などを確認して、餌をやる。親鯉は13歳になるらしい。生まれてから毎日世話をして、"選別"や"おけ洗い"という行事の時には近所の仲間たちと協力して行い、その後の一杯をまた楽しみながら、毎年手塩にかけて育ててきた。
このお宅だけではなく、地震で鯉を全て失ってしまった方々も、そうだったのだろう。

大切そうに見つめ、「この鯉で農林大臣賞をとるのが夢だなぁ」笑いながら、そう言った。

(AVN横浜 えり)
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by 111 | 2005-01-20 02:02 | レポート
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