人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あかつきボランティアネットワークblog


中越大震災の復興ボランティアの為に。それぞれがそれぞれの場所で、できる限りのことを、できる範囲で。そしてなにより求められていることを。
by 111
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

中越地震で斜面の樹木ない 雪崩危機

中越地震で斜面の樹木ない 雪崩危機 ※リンク
読売新聞より転載
============
記録的な大雪に見舞われ、除雪中の死亡事故や雪の重みによる家屋の倒壊が相次ぐ新潟県中越地震の被災地で、今度は雪崩の危険性が指摘され、専門家が注意を呼びかけている。一方、被災者が入居する仮設住宅では、連日の除雪作業に悲鳴を上げる住民が続出し、県は業者を使った本格的な除雪事業に乗り出す。


■雪崩

 魚沼市(旧堀之内町)明神の国道252号で二日夜、沿道の斜面から幅約四十メートルにわたって雪崩が発生。雪は一瞬にして高さ三メートルの山となり、道路をふさいだ。幸いけが人などはなかったが、車や通行人が巻き込まれていれば大惨事になるところだった。

 翌三日、現地調査に入った新潟大積雪地域災害研究センターの和泉薫教授(54)らによると、この雪崩は、積もった雪全体が一気に滑り落ちる「全層雪崩」。積雪の下層部分が晴天で解けてシャーベット状になり、崩落しやすい状態になっていたという。

 地震による避難勧告が出ている長岡市太田地区。県道沿いで雪崩が起こる危険性が強まったため、仮設住宅などに避難する地元住民らは四日朝、市が用意したバスで安全を確認しながら現地入りし、自宅の雪下ろし作業を行った。

 今のところ雪崩によるけが人は出ていないが、和泉教授らは「地震で斜面が崩落し、雪崩を防ぐはずの樹木がない場所が多いため、今後、被災地を中心に雪崩が多発する可能性が高い」と警戒を強めている。


■仮設住宅

 十日町市本町の仮設住宅では、屋根に積もった一・五メートル前後の雪の重みでプレハブの屋根の一部がゆがんでしまった。屋根から下ろした雪が屋根近くにまで達している。雪で窓が割れるのを防ぐため、窓枠に木の板をはめ込む「雪囲い」をする家も目立つ。

 こうした事態を受け、県は四日、地域の自治会組織などに除雪費用を全額援助する方針を固めた。費用は三月に創設する「復興基金」で賄う見込みだが、緊急を要するため、近く市町村などを通じて仮設住宅の自治会組織に説明し、すぐにも業者に依頼するなどして除雪に取りかかる。

============

by 111 | 2005-02-05 14:30 | 雪に関する情報(期間限定)
<< 積雪で住宅など71棟倒壊 中越... 寒波来襲/被災地の除雪に支援を >>